筋肉痛

誰しも1度は筋肉痛を経験した事があるでしょう。
なぜ筋肉痛は起こるのか、筋肉痛の仕組みや対策方法などの筋肉痛についてのコラムです。

筋肉痛とは

読んで字の如く、筋肉に発生する痛みの事です。一般的に私たちが“筋肉痛”と呼んでいるのは、「遅発性筋肉痛」という定義に当てはまるものであり、筋肉痛=遅発性筋肉痛とほぼ同義として扱われています。

ちなみこれと対になる「現発性筋肉痛」という症状もありますが、この筋肉痛になるのはごく稀で、ほとんど症例がありません。

また“病名”ではなくあくまで医学上は“症名”であるので、病気ではなく症状名であることも決められています。

筋肉痛のメカニズム

最も有力な説として扱われていたのが、運動をする源となるエネルギーを分解した際に発生する、疲労を感じさせる物質“乳酸”が体内に蓄積された結果、起こるのではないかという説です。

ところが研究を進めていくうちに、乳酸は運動をした後に筋肉に溜まっている訳ではなく、体内で消えてしまう事がわかったために否定されるようになってきました。

そこで、現在では次のような仮説が有力とされています。

筋肉が伸張運動をした場合

筋肉は縮む方向に運動する事は得意としていますが、伸びる方向に運動するときは縮むときに比べてかなり大きな負担がかかるという研究結果があります。

筋組織の構成上、収縮する時には多く使われますが、伸張する際にはあまり使われない仕組みになっているのです。

この伸びる方向に負荷がたくさんかかった場合に起こるのではないかという説です。

筋組織が損傷した場合

運動の負荷によって傷ついた筋組織が修復されるときに、筋組織とその周辺の傷付いた部分が炎症を起こしているのではないかという説です。

このときに束状になっている筋組織から痛みを感じる成分が分泌され、筋肉痛になるという説ですが、この説も明確なメカニズムや根拠を掴んでいる訳ではないようです。

筋肉痛の対策・予防と解消

運動前後にストレッチ

筋力トレーニングや運動を始める前後に、ウォームアップやクールダウンなどのストレッチをするようにしましょう。

どうして予防策になるのかという確証は見付かっていませんが、筋肉をほぐす意味でも、行うと筋肉痛の発生を軽減できるようです。

急な激しい運動を避ける

負荷の高い運動や筋肉トレーニングを行う際には、7日〜14日ほど前に軽めの運動をしておきましょう。

事前に身体を慣らして筋繊維を刺激しておくことで、筋肉痛の発生率が低くなるという予防方法です。

痛みがある場合

特に痛みが既に出ている場合、症状が出ている部分を冷やすのが良いでしょう。その部分の筋肉が炎症起こしていると考えられますので、冷やすことによって炎症を抑えて解消するためです。

もしこのまま温めてしまうと、炎症が激しくなって悪化することもありますので、注意してください。

早く治したい場合

痛みや腫れ等が落ち着いて早く治したい場合は、軽いストレッチや半身浴、マッサージなどをして筋肉痛が起きている部分の血行を促進してあげましょう。

自然治癒を促して筋肉痛を解消するのですが、ストレッチやマッサージをやりすぎてしまうと返って逆効果となるので、適度に行うように心がけましょう。

運動前後にストレッチ

筋肉痛が発生するメカニズムは、このように諸説色々と言われていますが結局のところ科学的に解明されていません。
ですから、明確に“こうした方が良い”などという根拠のある確実な対処法は見付かっていないのが現状と言えるでしょう。

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