無酸素運動

酸素を消費する有酸素運動に対して、筋肉の栄養を消費する運動の事を無酸素運動と言います。
なぜ酸素を使わないのか、どのような仕組みから成り立っているのかについて解説します。

無酸素運動について

無酸素運動とは?

無酸素運動」と言われているからには本当に酸素が使われていないので、呼吸無しでも運動できる―という訳ではありません。

動力源となるパワーを作り出す為に、酸素を必要としていないだけなのです。主に短距離のダッシュやハードル走、筋力トレーニング(ベンチプレスなど)の瞬発力が必要な運動の事を意味しています。

有酸素運動と比べると持続時間が短く、数秒〜十数秒程度しか力を発揮出来ませんが、大きな力を出すことが出来ます。

酸素を使わない理由

なぜそれ程の大きな力が出せるのに、酸素を使わなくて良いかというと「酸素ではなく筋肉に蓄えてある栄養素からエネルギーを得ている」からです。

このとき使われるのは蓄積されているグリコーゲンなどの糖質で、有酸素運動のように酸素と結合させる手間が無いために、無酸素運動と呼ばれています。

ですがこの時に同時に乳酸も作られているために疲労を感じてしまい、最終的には筋肉が動きづらくなって長時間力を持続させる事が出来ないのです。

筋肉トレーニングでの無酸素運動

無酸素運動は運動の強度が高いので、有酸素運動に比べても筋肉を鍛えることが出来ます。筋肉の量を増やすことによって基礎代謝量を上げ、結果的にダイエットの近道にもなるので無酸素運動もダイエットに関係していると言えます。

どちらも効果的に行うことが重要です。普段運動をしない方が急激な無酸素運動を繰り返すと、心臓のトラブルや血圧の急上昇から思わぬ事故につながる可能性がありますので、必ず運動の前にはウォーミングアップやストレッチを、運動の後にクールダウンをしてケガや事故を防ぐように心がけましょう。

成長ホルモンと無酸素運動

成長ホルモンに関しても基礎代謝と関係していて、基礎代謝が高くなると成長ホルモンも多く分泌されるようになります。

成長ホルモンは筋肉の形成や補修、脂肪を分解する役割や、代謝を高める効果があり、健康やダイエットの点においてもすごく重要な役割を果たしているのです。

ですがどちらも年齢が高くなるほどに分泌されにくくなるので、お年寄りの方が毎日運動するようにするというのは、それをカバーするとても理にかなった良いことなのです。

有酸素運動との組み合わせ方のコツ

有酸素運動は「燃焼」をしており、無酸素運動はエネルギーを「分解」しています。ということは、分解の後に燃焼をするととても効率が良いという事です。

瞬発力が必要な大きい負荷がかかる運動で分解された糖分やグリコーゲンといった栄養たちは、次に血液中に流れ出します。そこでちょうど有酸素運動を行うとタイミングよく燃焼させることが出来ます。

また、無酸素運動自体にも脂肪を燃焼する効果が全く無いわけではなく、有酸素運動に比べると低いようですが無酸素運動だけでも多少脂肪を燃焼する効果があると言われています。

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